──さすがナンバー2!と言われる 決算書の読み方・経営への活かし方
──「経営マインド」を持つ社長夫人が会社を活性化させる
・会社の幸せとは……/14
・会社と社長夫人の運命は一蓮托生/16
・社長夫人だからこそできること/17
・社長夫人が「経営マインド」を持てば、これほど頼もしいことはない/19
──的確な経営判断は決算書の読み下しから
▼「取締役社長夫人」に甘んじてはいけない!———————————26
・会社の決算書を読んだことがありますか?/26
・社長夫人が「社長の奥さん」を脱却するとき/28
▼社長に代わって決算書を読み解き、社長が必要とする資料を作る————31
・決算書は会社の通信簿/31
・貸借対照表は「お金の出どころと使いみち」を示すもの/33
・損益計算書は「会社の儲ける力」を示すもの/37
・売上に一喜一憂してはならない/40
──どうすれば決算書が経営判断に役立つ資料となるのか
▼社長夫人だからこそ持つべき視点とは?———————————44
・社長夫人は「経理」をやってはいけない/44
・社長夫人が行うのは「財務管理」/46
▼社長が求める資料は会計事務所からは得られない————————48
・「原価」に関する認識の違いが倒産を招いた会社/48
・社長はどんな資料を求めているのか/51
・会計事務所の役割とは/53
▼数字に「心」が寄り添ってこそ社長夫人ならではの会計となる———55
・日次から年次まで、決算はすべて「自計化」する/55
・管理会計のカギは「勘定科目」の設計にある/57
──社長夫人が決算書を読むための心構えとコツ
▼経営改善のヒントは数字の中にある—————————————62
・中小企業の経営は何よりも「キャッシュフロー」/62
・経営改善のヒントは数字のなかにある/64
▼倒産すべくして倒産する社長の特徴とは?———————————68
・粗利益率を1%上げるだけで……/68
・倒産すべくして倒産する会社の社長とは?/70
・決算書を読むコツは「森を見てから、木を見る」/73
▼会社経営に役立つ決算書の読み方とは?————————————76
・決算書を「5つの目」で読み解いていく/76
・経営が悪化した原因を正しく見極める/78
──中小企業にとってなにより大切な「安全性」の分析と、より高めるための対策
▼予想外の環境変化にも耐えて生き残る会社をめざす———————86
・「あなたはほんとうにキャッシュになってくれるの?」/86
・安全性を見るための三つの視点/89
▼事例研究 安全性を分析する指標とその読み方—————————93
・短期的な資金繰りの安全性を見るには「流動比率」と「当座比率」/93
・長期的な安全性を見るには「固定比率」と「固定長期適合率」/95
・財務体質の健全性がわかる「自己資本比率」/99
・しだいに見えてきたB社の希望とA社の意外な問題点/101
──会社経営の目的である「収益性」の分析と、問題点を解決するための対策
▼企業経営の目的は「売上」ではなく「利益」を上げること—————106
・前年の数字と比べて変化があったら、かならず「なぜ?」を考える/106
・会社に「儲ける力」がどれだけあるかを分析する/107
▼事例研究 収益性を分析する指標とその読み方①————————113
──総資本経常利益率
・投下資本がどれだけ利益を生み出したかを見る「総資本経常利益率」/113
・1億円投資したら、1億1000万円分の活動をしなければならない/114
・売上規模が同じなのに、総資本経常利益率が天と地ほども違う理由/116
・過大化した総資本を減らす方法/120
▼事例研究 収益性を分析する指標とその読み方②————————123
──売上高経常利益率/売上高営業利益率/売上総利益率
・売上高に対する収益性を見る「売上高経常利益率」/123
・優良企業A社の意外な経営課題/125
・経営課題の宝庫「売上総利益率」/128
▼事例研究 収益性を分析する指標とその読み方③————————131
──総資本回転率
・資本が有効活用されているかどうかを見る「総資本回転率」/131
・売上高経常利益率と総資本回転率が収益性の両輪/133
──収益性とともに会社経営の柱となる「成長性」の分析と、衰退を防ぐための対策
▼たとえ財務体質がよくても成長しているとは限らない!? ———————138
・企業は「体格面」でも「体質面」でも健康でなければならない/138
・「体格面=売上」と「体質面=利益」、それぞれの成長を見る指標/140
▼事例研究 成長性を分析する指標とその読み方———————————145
・業績好転を予感させるB社の状況/145
・安全性「超優良」のA社も成長性に問題あり/148
・企業の成長を阻害するもの/150
・次の30年に向けたA社の新戦略/153
──会社が生み出す付加価値がわかる「生産性」の分析と、効率を高めるための対策
▼より大きな付加価値を生み出すには効率的な経営が欠かせない—————158
・業績が悪化し、人件費が経営を圧迫するようになった会社/158
・事務管理部門の経費を徹底して節約している会社/161
・「付加価値」とは何か?/163
▼事例研究 生産性を分析する指標とその読み方①——————————168
──労働生産性
・社員のがんばり度を見る「労働生産性」/168
・一人当たりの労働生産性が意外に低いA社/170
・本業部門では社員ががんばって利益を上げているB社/172
▼事例研究 生産性を分析する指標とその読み方②——————————175
──資本生産性
・設備投資の効果を示す「資本生産性」/175
・付加価値を生み出さない設備は「負の遺産」/179
▼事例研究 生産性を分析する指標とその読み方③—————————182
──稼働率
・人や物が正味どれくらい働いたかを示す「稼働率」/182
・数字は入り口であり、出口です/184
──売上目標を確定させる「採算性」の分析と、目標を達成するための対策
▼採算性を見るには損益分岐点を描いてみる————————————186
・事業所別、部門別に収支を見てみると……/186
・はじめに目標利益ありき/189
・新商品開発か、新市場開拓か/191
・「損益分岐点」の求め方/193
・「利益」と「売上高」と「コスト」の関係を理解する/199
▼事例研究 採算性を分析する指標とその読み方——————————202
・A社とB社の損益分岐点を比較してみる/202
・損益分岐点を応用した採算性分析のケース・スタディ/205
社長夫人が変われば、会社も変わる
・「自分を見つめる機会を得て、自分の役割がわかった」/216
・社長夫人が変われば、会社はもっともっと伸びる/218
・社長の夢と社員の幸福を実現するために/220
カバー装幀/石田嘉弘
本文DTP/ダーツ
矢野 千寿(やの ちず)
1942年山口県下関生まれ。67年家業の福岡支店を開設し、14年間経営に参画。81年夫の闘病生活を支えるため第一線から引き、出版社の経理として転職。赤字体質企業を財務面から改善し、短期間で優良企業に。86年夫と死別。87年会計事務所に入社し、顧問先を経営指導。97年コンサルティング会社㈱アローフィールドを設立し、代表取締役に就任。現在、"日本初!社長夫人育成コンサルタント"としてテレビ・ラジオ・雑誌・セミナーなどで活躍中。とくに『社長夫人革新講座』を通じ、多くの社長夫人の戦力化に成功。これまで800人を超える社長夫人が卒業し、ナンバー2として社長を支える活躍をしている。 連絡先 株式会社アローフィールド〒811-1365 福岡市南区皿山1-6-13 tel 092-512-2697 fax 092-553-3306 http://www.ganbare-fujin.com
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