事業再生のスペシャリストとして3000人を超す社長と関わりを持った著者だからこそ導き出せた逆境下でも勝ち残る「脱常識」経営のすすめ。会計士や診断士の書いた経営本は読むな/若い社員が3年で辞めるのは当たり前/お金の公私混同、大いに結構/タフで軽やかな女性のビジネス感覚に学べ、ほか。現状は苦労が多い中小・零細企業だが、実は工夫次第で、楽しく、確実に儲けられる、ということがよくわかる本。
小さな会社だからこそ楽しく儲けられる!——まえがきにかえて
◎大きくしようとするから失敗する
・逆風下を生き延びるヒント1 社長は理念や信念に固執するな!
・逆風下を生き延びるヒント2 銀行を頼りにするな!
・逆風下を生き延びるヒント3 商売の種類にこだわるな!
・逆風下を生き延びるヒント4 大企業の後追いをするな!
・逆風下を生き延びるヒント5 会計士や診断士の書いた経営本は読むな!
・逆風下を生き延びるヒント6 会社を子どもに引き継がすな!
◎小さい会社ならではの「経営の考え方」を身につける
1 タフで軽やかな女性のビジネス感覚に学べ
2 商売の決着は3年でつける
3 金儲けの最先端は軽薄短小ビジネス
4 変身は当たり前。社名や商売へのこだわりは捨てる
5 会社の資産は増やさない
6 世の中の変化に敏感に反応せよ
*コラム
小さな会社の社長業1 「24時間、社長業!」は当たり前
◎小さい会社ならではの「ヒト・モノ・カネ・情報」づくりを身につける
1 成果主義は百害あって一利なし
2 黙っていても会社が伸びる「小さい会社のヒトの集め方」
3 あっという間に社員を一人前にする「小さい会社のヒトの育て方」
4 常識に縛られない「小さい会社のカネの集め方、使い方」
5 メシが食える「小さい会社の情報の集め方・活かし方」
*コラム
小さな会社の社長業2 会社のカネの公私混同、大いに結構
◎小さい会社ならではの「経営戦略」を身につける
1 気持ちは大企業、やり方は中小企業で
2 商売の本質をハズすな!
3 小さい会社が大手に勝つ方法
4 小さな会社が大手と戦う知恵
5 小さい会社の大手と違うお金の管理
*コラム
小さな会社の社長業3 重要な決断ほど気を鎮めて臨む
◎常識を破る急成長へのヒントとは?
1 会社の成長を望むのならM&Aを念頭に置く
2 まとまった資金の調達にファンドを考える
3 小さな会社の成功のカギは今もITにあり
*コラム
小さな会社の社長業4 「志操」で人の心をとらえマネジメント力をつける
立川昭吾(たちかわ しょうご)
1945年新潟市生まれ。中央大学商学部卒
株式会社ジューキを経て81年に独立するが、会社の整理・清算を体験。その後、企業の倒産現場に数多く立ち会い、倒産回避のノウハウをマスター。95年に企業の危機管理に関するコンサルティングを業務とする「TSKプランニング」を設立、数多くの中小企業経営者を支えて活躍中。事業再生の第一人者。
事業再生実務家協会正会員。東京商工会議所中小企業相談センター・エキスパート員。東京都中小企業振興公社リバイバル推進委員。有限責任中間法人事業再生支援協会(SRC)理事。ターンアラウンド・マネジメント協会(TMA)日本支部理事。有限責任中間法人日本事業再生士協会理事。認定事業再生士。
著書に『なぜかお金が逃げる人 大きくたまる人』(小社刊)、『隣の会社は「なぜ?」潰れないのか』(明日香出版社)、『実戦倒産回避マニュアル』(ごま書房)、『企業再生バイブル』(経済界)などがある。
監修として映画『平成金融道 裁き人』『平成金融道マルヒの女』(東映)、ビデオ『裁きの銀 倒産回避請負人』などがある。
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