プレジデントビジョン

起業への情熱

■著者/(株)ライブレボリューション&増永寛之

■本体価格/1500円

■発 行 2006年1月

■ISBN  ISBN978-4-86059-039-0

■判 型 四六判

■ページ 288ページ 

 



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2006年は「起業元年!」未来の社長たちへのメッセージ

起業に挑戦するのは愚か者だという本が売れている。たしかに、甘いものではない。本書に登場したトップも「自分で選んだ道とはいえ、本当に後悔した」(GMOインターネット会長、熊谷正寿氏)と述べ、「起業して5〜6年は1日も休めず睡眠時間は3時間」(MCJ社長高島勇二氏)と辛酸をなめたことを吐露している。にもかかわらず、彼らはその状況に耐え、創業10年あまり、30代の若さで売上げ数百億の企業を築き上げた。夢を実現させたのである。彼らを起業へと突き動かしたものは何だったのか、どうやって軌道に乗せたのか。今もっとも注目を浴びる8人の起業家たちが夢とビジョン、事業成功の秘訣を赤裸々に語る。新会社法が施行される2006年、起業のハードルは低くなり、挑戦者への門戸は大きく開かれる。次の成功を夢見る者に勇気とヒントを与える書。

 

 


▶︎もくじより

大切なのはビジョン——まえがきにかえて

Chapter 1 夢 起業のはじまり

西川 潔(ネットエイジグループ代表取締役社長)

◎既成の枠に縛られず、とことん背伸びしてこの10年を生きてほしい

 ・いろんなものをどんどん連続的に生み出していきたい

 ・夢があるというか、やりたいことをやる“夢追い人”的な要素があります

 ・わくわくするということは自分に向いているんだ

 ・能力があり、アンビションがある人は自分の事業としてよりスケールの

  でかいところを狙ってほしい

 

熊谷正寿(GMOインターネット代表取締役会長兼社長)

◎夢や目標を決めて細分化し、紙に書いたものを繰り返し繰り返し見て

 潜在意識に叩き込む

 ・20歳のときに作った未来の設計図がすべてのベース

 ・自分が知らないことを知るからこそ人に敬意を持って接せられる

 ・決してなくならない仕事を選び、なくてはならない企業を目指す

 ・パワフルに生きられるのは「夢」があるから。一生ベンチャーでいきたい

 

 

Chapter 2 人 なにより大事なもの

宇野康秀(USEN代表取締役社長)

◎「事業家の存在そのものに価値がある」と考え頑張って欲しい

 ・組織づくりで欠かせないのは自分が何ができて、何ができないかを把握すること

 ・どんな小さな組織でも大きな目標を掲げないと会社は大きくならない

 ・組織の機動力を保つために社員全員が同じ次元で会話ができるよう心がけている

 ・せっかくこの年代に生まれたのだから事業をやらないでどうすると思った

 

牧野正幸(ワークスアプリケーションズ代表取締役最高経営責任者)

◎人生の中でどれだけたくさん苦労するか、頭を使うかがすごく大事なこと

 ・創業の目的に沿わないのなら会社をやる意味がない

 ・世界トップクラスの問題解決型人間が集まるフィールドを作る

 ・経営チームは「こいつ以上に優れたヤツはいない」という人間を集める

 ・たとえ赤字になっても優秀な人材を採ることにあらゆる資源を投入する

 ・優秀な人たちといっぱい出会って楽しく仕事をしたい

 

 

Chapter 3 挑戦 新たなフィールドを拓く

松井道夫(松井証券代表取締役社長)

◎一番大事なのはアナログの感性。美しいな、良いなという気持ちに対して

 人はお金を払うことになる

 ・「こいつらに本当の商売の姿とはどういうものか見せつけてやる」と思った

 ・社長にとって一番大事なことは思い込みで決断すること

 ・僕は社員に「頑張るな」と言う。「頑張らなくてもいい方法を考えろ」と

 ・会社の寿命は3年。生まれては消える時代が始まった

 

高島勇二(MCJ代表取締役社長)

◎人任せではなく、世の中を自分の力で変えてやるという若者が出てきて欲しい

 ・当初からキャッシュフローがマイナスにならないビジネスモデルを考えていた

 ・会社というのは失敗やミスで潰れるのではなく、おごりや高ぶりが潰すんだ

 ・日本発の名だたるメーカーとして世界に出て行きたい

 

 

Chapter 4 展開 会社をより大きくする

宋 文洲(ソフトブレーン代表取締役会長)

◎できるだけ早く人間として“自立し”組織と対等な関係を築いてほしい

 ・上手くいかない理由というものは無限にあるものではない

 ・仕事に結果を出すにはプロセスマネジメントの発想が必要

 ・ビジネスのステージが変わればプロセスの設計も変えていく

 ・会社・生き方に「やっぱり変だよ」と思ったら変えていく

 

木村育生(インボイス代表取締役社長)

◎会社を大きくして世の中で光る会社にしたいと思うなら自分が成長していく

 以外に道はない

 ・留年して出遅れたこともあり私は私の道を作ろうと決意した

 ・私たちの商品が売れる理由は、お客さまの希望を叶えているから

 ・会社を大きくしたかったら従業員を増やし、うまく使うこと

 ・社長は社員より優れた人間でいなければならない

 

 

おわりに

 

 

 


著者略歴

増永 寛之(ますなが ひろゆき)

 

1974年生まれ、奈良県出身。

1999年3月に早稲田大学大学院を修了後、大和証券株式会社に入社、渋谷支店に配属される。2000年前後に盛り上がりをみせた渋谷「ビットバレー」に刺激を受け、2000年7月末に同社を退社、2000年8月8日株式会社ライブレボリューションを設立。インターネット・モバイル広告代理店事業を中心に同社を急成長させている。また2003年に大人気・経営者向けメールマガジン『プレジデントビジョン』(読者数13万人:2005年12月現在)を立ち上げ、週3回配信している。