◦そもそもPM2.5とは何のこと? **16
◦これまでの大気汚染とは何が、どう違うのか **22
◦えッ!? PM2.5は日本でも発生しているの? **26
◦欧米ではPM2.5にどう対処しているの? **29
◦日本の基準値はどれくらい? **33
◦なぜ、いまPM2.5が問題になっているの? **37
◦PM2.5問題はいつまで続くの? 収束するメドはある? **40
〈コラム〉◆自分が知りたい地域の測定値も簡単に知ることができる **45
◎全国30カ所PM2.5濃度(速報値)の推移(平成25年3月〜) **51
◦目に見えないほど小さいのに何が問題なの? **56
◦小さいからこそ人を傷つけるとはどういうこと? **59
◦PM2.5は何から、どうやって作られる? **61
◦物理的な脅威に加え有毒な液体PM2.5も飛来する **64
◦窒素酸化物や硫黄酸化物が酸になるメカニズムは? **67
◦黄砂由来のPM2.5が水に触れるとどうなるの? **71
◦中国からの汚染物質は大気だけでなく海洋にも及ぶ **73
◦PM2.5に注意すべき地域は西日本だけ? その他の地域は大丈夫? **78
◦1日のうちでPM2.5に注意すべき時間帯は? **80
◦排ガスからもかなりのPM2.5が排出される**83
◦PM2.5の集め方・測定の仕方は? **85
〈コラム〉◆酸性雨とPM2.5**69
〈コラム〉◆日本以上に深刻な韓国の大気汚染 **76
〈コラム〉◆年々早まる黄砂の飛来時期。やはり春先が多い? **90
◎北京からのPM2.5レポート **94
◦PM2.5は人の健康に害を及ぼすの? どんな病気を引き起こすの? **102
◦PM2.5はどこから、どれくらい身体に入ってくるの? **105
◦花粉症を誘発したり、症状を悪化させたりするの? **108
◦呼吸器系疾患のある人の注意点は? **110
◦呼吸疾患をより悪化させる「憎悪因子」にも注意する **113
◦循環器系疾患のある人の注意点は? **115
◦消化器系疾患のある人の注意点は? **117
◦眼科系疾患のある人の注意点は? **120
◦冬場の肌荒れも実はPM2.5が原因だった!? **123
◦PM2.5は神経細胞にも影響を与える!? **125
◦PM2.5の影響はすぐに出るもの? それとも時間がかかるもの? **128
◦医学的な治療法にはどのようなものがある? **131
◦食べ物は大丈夫だが、調理には注意を要する **133
〈コラム〉◆地上に降り注ぐPM2.5の影響 **135
◦実は家庭内でもPM2.5は発生している **138
◦手洗い、うがいで効果はあるの? **140
◦どんなマスクなら有効なの? 効果を高める方法は? **142
◦目は洗浄液よりも何度も洗ったほうが効果がある **145
◦PM2.5に対する食事療法と運動療法 **147
◦空気清浄機は換気量よりフィルターの性能で選ぶ **150
◦職場でできるPM2.5対策は? **153
◦タバコは1本吸っただけで環境省の基準値を超える! **157
◦いま話題の遠心力タイプの掃除機では効果がない!? **159
◦落葉樹の森がPM2.5を防ぐ **161
〈コラム〉◆暫定基準値の設定は事態収束のための姑息な手段!?**163
エピローグ──子どもたちにより良い環境を残すために**168
井上 浩義(いのうえ ひろよし)
1961年生まれ。九州大学大学院理学研究科博士課程修了後、山口大学医学部助手、久留米大学医学部教授などを経て、現在、慶應義塾大学医学部教授。理学博士、医学博士。NPO法人新世紀教育研究会・理事長。 医薬品の開発を通じて、PM2.5やナノ粒子の合成および安全性試験を1990年代から研究してきた。また、科学の社会への影響について、多くの講演や解説を行っている。慶応義塾大学医学部に赴任以来毎年ベストティーチャーに選ばれ、丁寧な講義には定評がある。新聞、雑誌などへの執筆をはじめ、「世界で一番受けたい授業」「あさイチ」「はなまるマーケット」などテレビでも活躍中。 表彰は2010年度文部科学大臣表彰科学技術賞(理解増進部門)など。 主な著書に『最先端医療機器がよくわかる本』(アーク出版)、『食べても痩せるアーモンドのダイエット力』(小学館)、『改訂版 放射線のABC』(社団法人日本アイソトープ協会)、『ナースのための読み解く薬理学』(メディカルレビュー社/分担執筆)、『知りたい!医療放射線』 (慧文社/編著)などがある。
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