▼睡眠についてこんな悩みありませんか?……14
▼成人の5人に1人が悩む"国民病" ……20
▼睡眠も年をとる。「若い頃と同じように眠れない」は当たり前……22
▼睡眠時間は何時間が適当なのか?……26
▼睡眠不足・不眠はさまざまな病気と密接なつながりがある……28
▼なぜ人は眠る? 眠らないとどうなる?……34
▼不眠症にはいくつかのタイプがある。まず自分のタイプを知ろう……38
▼何が原因で人は不眠症になるのか?……42
不安があれば誰でも寝つきにくくなるもの……52
ケース▼1 人間関係が不安で寝つけない
ケース▼2 仕事のストレスで寝つけない
理 由◦1 生き物の習性として、暗くなると不安になる
理 由◦2 「頭の冴え」が眠りへのバトンタッチを妨げる
対処法1 不安の正体を知り、不安と上手につき合う ……56
対処法2 努力と忍耐は禁物。心地よさだけを追求する……58
ケース▼1 早寝をしようと努力して不眠になり、眠る自信がなくなった
ケース▼2 なぜ自分だけが眠れないのかと孤独感が強まる
理 由◦1 不眠による心身の不調が新たな不安を作り
理 由◦2 不眠そのものが不安の対象になる
対処法1 不安や心配事にこだわらず折り合いをつける考え方を身につける ……67
対処法2 悩むのなら寝床から出て明るい場所で。不安と不眠を結びつけない工夫をする……70
対処法3 理想を求めすぎず、ほどほどのところでいいと考える ……71
対処法4 「8時間睡眠」にとらわれない。人それぞれ状況次第と考える ……73
▼心配事やストレスがあるときは縁起の良くない夢を見る?……76
ケース▼1 寝ぼけて歩き回る
ケース▼2 寝ぼけて大声を出し、暴れる
対 処 法 夢から覚める、金縛りから抜け出すには目を動かす…… 78
▼不眠が2週間以上続くようならうつ病を疑ってみる…… 82
ケース▼1 眠れない、家事が手につかない
ケース▼2 原因不明の体調不良、不眠が重なる
ケース▼3 月経直前になるとだるくて憂うつになる
ケース▼4 毎年秋頃になると、寝床から起きられず、憂うつ感が高まる
ケース▼5 躁とうつの正反対の症状が見られる
対処法1 うつ病の治療には精神療法と薬物療法の両方が使われる ──88
対処法2 あなたにふさわしいストレス対処法を持とう ── 93
▼睡眠時間帯が遅れる不眠…… 96
──睡眠相後退症候群と非24時間睡眠覚醒症候群
▼睡眠時間帯が早まる不眠……104
──睡眠相前進症候群
▼深夜勤務や時差ぼけの対処法……108
──交代勤務睡眠障害と時差ぼけ
▼いびきがひどく、熟睡感が得られない…… 114
──睡眠時無呼吸症候群
▼脚がむずむずして眠れない…… 119
─ レ ス ト レ ス レ ッ グ ス 症 候 群 ▼脚がピクピクして目が覚める…… 124
──周期性四肢運動障害
▼女性ホルモンの変調で眠れない…… 127
──月経前、妊娠初期、更年期
▼リラックス・タイムを持とう……134
▼体をラクにすることで心もラクになる……136
──筋弛緩法
不眠症にはいくつかのタイプがある。まず自分のタイプを知ろう……38
▼何が原因で人は不眠症になるのか?……42
▼自己暗示でリラックス…… 140
──自律訓練法
▼息を長〜く吐いてリラックス…… 142
──呼吸法
▼ぬるめのお湯にゆったりつかる…… 144
▼暑くても寒くても眠れない理由…… 148
▼朝の寝起きをすっきりさせる方法…… 151
▼夜、快適に眠るための工夫①…… 158
──寝酒の習慣はやめる
▼夜、快適に眠るための工夫②…… 161
──夕食後の飲料に注意する
▼夜、快適に眠るための工夫③…… 163
──寝る前のタバコはやめよう
▼夜、快適に眠るための工夫④…… 165
──パソコンやゲームがすべての原因か
▼薬を使わず不眠症を治したい…… 168
──認知行動療法による対処法
対処法1 刺激制御療法 ……169
対処法2 睡眠制限療法 …… 173
対処法3 光療法と生活の工夫 ……175
▼睡眠薬について知っておきたいこと…… 177
──誤解や偏見に惑わされないために
▼睡眠薬の上手な使い方・正しい飲み方…… 183
──守るべきこと、やめるときの注意点、副作用の知識など
▼お医者さんに相談するときのために…… 191
──適切な治療を受けるために把握しておきたいこと
▼▼ いつもより少し早く眠くなったらどうする…… 103
▼▼ 昼間の眠気は「3時のお茶」で乗り切る…… 112
▼▼ 痛みや不快感を取り除く工夫をする…… 123
▼▼ 香りを睡眠に役立てるには?…… 132
▼▼ 睡眠に効果のある食事法や食べ物は?…… 146
▼▼ 自分にとっての心地よさを大切に…… 157
内山 真(うちやま まこと)
日本大学医学部精神医学系 主任教授。
1954年、神奈川県生まれ。80年、東北大学医学部卒業。東京医科歯科大学精神科、東京都多摩老人医療センター精神科などを経て、91年、国立精神・神経センター精神保健研究所精神生理部室長。2000年、同部長。2006年日本大学医学部精神医学系主任教授に就任、現在に至る。その間、92〜93年、ドイツのヘファタ神経学病院睡眠障害研究所に留学、睡眠障害および生体リズムの研究に従事する。1999年より「睡眠障害の診断・治療ガイドライン研究班」班長、2000年より「生体リズム障害研究班」班長、2005年より「こころの健康と休養・睡眠に関する研究班」班長(いずれも厚生(労働)省研究班)。
主な著書に『睡眠障害の対応と治療ガイドライン』(編著 じほう)、『睡眠障害—うまく眠るための知恵とコツ』(家の光協会)、『精神疾患における睡眠障害の対応と治療』(中山書店)など。他にNHK「きょうの健康」などマスコミへの出演多数。
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